Parsleysage「秋を装う」

2019年10月19日(土) ~11月5日(火) 12:00~19:00(水・木・金・定休日)

秋を装うをテーマにパセリセージおすすめアイテムご紹介します。テキスタイルに惚れ込んだ生地でつくったちょっとした一泊旅行にもいける大きめのバッグ、秋色のベークライト風アクセサリー、動物やOSSANのアート刺繍ブローチ、日常に着る心地良いウェア、グアテマラの先民族の、アンティークの民族衣装ウィピル(Huipil) の布を解いて作ったクラッチ、他にもグアテマラのクロッシェ編みのポーチや毛糸でつくったボンボンや インテリアタッセルなどをたくさんご紹介します。パセリセージの秋は装うをテーマにいろいろです。

parsleysage 三上星美のコラム #3
布に惚れ込む

布には、いろいろな種類があるのですが、今回秋冬物で制作する一目惚れで私が入手したその布は、素材の分類でいうコットンベルベットで手触りが やわらかく厚手の布地です。この生地が素晴らしいのです。イギリスのDESIGNERS GUILDからだしているクリスチャン・ラクロワブランドのテキスタイルでクリエイティブディレクターはサシャ・ワルコフ(Sacha Walckhoff)が手掛ける布がまるでアート作品のような植物をデザインしたテキス タイルなんです。もう素敵すぎて、見てるだけでもワクワクします。秋冬のバッグをつくろうとあたためていたのですがハサミを入れるのが勿体ない くらいのテキスタイルなんです。ほぼ黒地に熟成した果物の絵画的な柄をデジタルプリントされた布地です。クリスチャンラクロワとは、ブランド自体は 80年代~90年代と一世風靡するのですが、ビジネスとしてはシャネルやディーオールのようにはいかなかったブランドで結局のところファッションビジネスとしてはうまくいかずメゾンは売却されてるのです。でも、ラクロワが世に出た時、天才と言われ、とにかくデザイン画が素晴らしくてラクロワのイラストのようなデザイン画に当時魅了されました。ラクロワ本人が第一線で活躍してる30年くらい前だったか、私が仕事で出張した際に念願のデザイン画が描いてあるラクロワの本をパリのフォーブル サントノレ通りにあった本店のブティックで購入したんです。思い出して本棚から 本を取り出し懐かしくて、今 見てもそのデザイン画が魅力的なんですよ。だけど洋服は普通に身につけるより舞台衣装のような世界観だったこともあって、人はそういう洋服は普通には身につけないものですものね。結局、近年ではラクロワ本人は2009年に引退して1992年からラクロワの右腕ともいうべきサシャ・ワルコフがクリエイティブディレクターとして表現を続けています。ラクロワブランドはファッションとしてよりインテリアやテキスタイルなどの方が私にとっては魅力的に感じてました。DESIGNERS GUILDのシリーズのテキスタイルは特に魅力的です。このラクロワブランドの生地を縁あって入手、そしてその生地で今回バッグをつくってます。柄を活かす為になるべく絵柄が大きく見えるデザインでトートバッグにしてみました。ちょっとした一泊旅行にも便利サイズで日常にも持てるバッグです。生地全部を無駄なく使いたいが為に生地の隅々迄裁断してつかってます。 布地に惚れ込む、こんな言葉がピッタリな今回のバッグの制作になりました。今回はいろいろな布をつかった商品をパセリセージでご紹介しています。 グアテマラの先住民族の、アンティークの民族衣装ウィピル(Huipil) の布を解いて作ったクラッチは、織だったり織に刺繍だったりと細かな手仕事 で作りあげたこの布も魅力的です。同じものがない唯一無二の世界なのです。このシリーズはグアテマラの原住民族衣装に魅了されたmochila japanの塚本清子さんのグアテマラのコレクションです。グアテマラの奥地で郵便局がないような場所から入手したアンティークの生地でこの地に住む人たちがつくるクラッチ・ポーチは少し朽ちた色合いが魅力的な布たちです。そしてもう一つは私の古くからの友人でもある青木ここらさんがつくる日常 のウェア、体に馴染む布をつかってウェアをつくりました。彼女はアニエスb が日本で初めて展開する時にパタンナーとして参加した最初スタッフのひとりでもあり、パセリセージでは彼女がつくる日常の洋服を提案します。生地に寄り添いシルエットをつくりあげ、布を纏う着る人の心地良さを追 求していくそんな洋服をつくります。着込んで洗い込んでも味が出てくる布として風合いがでるように予め水洗いをして自然なシワ感をだし形にあった素材の布で縫製しています。ウィピルのような時代を経て手に馴染む布、ラクロワのような新しい技術でつくる魅力ある絵柄をコットンベルベットにデジタルプリントの布、着る人が心地良いことをモットーに生地の声を聞きながら追求する布、どれもつくり手の心を感じとる事ができる、それぞれの 布地は携わる人が惚れ込んだものばかりです。

パセリセージ 三上星美


DESIGNERS GUILD クリスチャン・ラクロワブランドの
テキスタイルでつくったトートバッグはコットンベルベットで手触りがやわらかく厚手の布地です。
上からファスナー付きトートバッグ ¥49,900税抜 
ポーチ¥8,000税抜 トートバッグ¥39,000税抜  (Hoshimi Mikami)


ボンボン付きの大きなバッグはグアテマラの色彩豊かなクロッシェ編みです。
¥20,000 税抜(mochila japan)

 

 

 

 

グアテマラのアンティークのウィピル(Huipil) 先住民族の民族衣装の布を解き利用してつくったクラッチ使いできるポーチ ¥5,000~¥9,000 税抜(mochila japan)
グアテマラのアンティークのウィピルでつくった クラッチ使いできるポーチ 価格未定(mochila japan)
グアテマラのクロッシェ編みボンボン付きクラッチ使いできるポーチ ¥8,000 税抜(mochila japan)
グアテマラのボンボン ¥2,000~¥3,600 税抜(mochila japan)
グアテマラの インテリアタッセル ¥3,600 税抜(mochila japan)

動物の刺繍と OSSAN ブローチは切中優希子の新作シリーズです。 (Yukiko Kirunaka)
1.¥20,000 税抜 2.¥17,000 税抜 3.¥ 9,000税抜 4.¥17,000税抜 5.¥17,000 税抜 6.¥15,000 税抜

 


動物の刺繍と OSSAN ブローチは切中優希子の新作シリーズです。 (Yukiko Kirunaka)
1.¥20,000 税抜 2.¥22,000 税抜 3.¥ 9,000税抜 4.¥22,000税抜 5.¥8,000 6.7.8.税抜 価格未定

cocorara がつくる日常の洋服 パンツ・シャツワンピース・ ロングベストは前後ろ2WAY で着れます。価格未定(cocorara)