鴨下 知美「うつわの世界」

2018年2月10日(土) ~ 20日(火) 作家来店日は 2/10.11.13.20 の4日間です
12:00 ~19:00(水・木・金・定休日)

うつわの作家 鴨下知美さんとの出会いは、SNSで見たニューヨークでの個展を紹介した金継ぎのカトラリー・箸置きの画像からでした。ご自分の陶器 の欠片とガラスを組み合わせたもので、色と組合 せがとても素敵で、この作品をどんな方が作って るんだろうと興味を持っていたところ、偶然にも彼女と出会い、実物を目にする機会に恵まれました。 そして昨年パセリセージ恒例の栗茶巾のイベントでうつわを提供して頂いた事からはじまり、今回 パセリセージで美しい形と奥深い釉薬の色合いのうつわ「鴨下知美うつわの世界」をご紹介します。 新作はノスタルジーとモダンを融合させた世界を 頭に描き制作されたそうです。そして「おとなの手しごと塾」2月10日特別企画のレッスンでは、谷口祐子さんのお料理とのコラボで鴨下さんのうつわをつかいます。2月20日の最終日は、私が魅せられた「うつわの陶片とガラスを組み合わせてつくるカトラリー・箸置きをつくるワークショップ」です。是非この期間にパセリセージで鴨下知美さんのつくる素敵な作品と出会って下さい。

parsleysage クリエイティブプロデューサー 三上星美



懐紙皿 各 ¥4,000 税込

花絞皿 ¥4,000 税込 花絞箸置き 各 ¥2,500~¥3,000 税込 平小鉢 ¥4,800 税込 懐紙皿 ¥4,000 税込


右上 片口 ¥25,920 税込

私は制作において、形と色を大切にしています。一点ずつロクロを 使い手で成形する器。置いたときにスッキリ整う形、手にしたとき に馴染む形になるように轢きます。そして、灯油の窯で時間をかけ て焼きあげる色。色の重ね、炎の強さによってどれも違う一つだけ の色が現れます。日々の生活で使いやすい器であり、そして引き込 まれるような色をもった器であることを目指しています。また日本の 伝統的な修復技法として海外でも注目されている金継ぎ。この金継ぎ を扱いやすい素材で現代風にアレンジし、壊れてしまった自作の陶 器の色破片や骨董絵皿の破片、海で拾ったシーグラスなどを継いで 新たな作品に甦らせます。古来の伝統と新しいものが共存する、日 本ならではの表現をしたいと思い制作しています。 鴨下 知美

プロフィール
鴨下 知美/陶芸家 TOMOMI KAMOSHITA

国内外での個展やオーダーによる作陶で活動。 東京都内に自身の工房を持ち、
2007 年より「リッタイとウツワ展」を毎年開催。 金継ぎを新たな技法にして生かした 呼び継ぎの作品も制作。
http://rittau.jimdo.com

1977 年 東京都生まれ
2000 年 女子美術大学芸術学部工芸科卒業
2007 年より 都内ギャラリーにて「リッタイとウツワ展」を毎年開催
2013 年 ニューヨーク Harney&sons「茶の湯展」出展
2014 年 パリ Espace japon「Kuh 金継ぎ展」出展
2014 年 ニューヨーク Globus Washitsu「color of Japan, color harvest」個展開催
2016 年 ニューヨーク Ronin gallery「Contemporary talents of Japan」出展

2017 年 ニューヨーク Setsugekka East village「UTSUWA and KINTSUGI」個展開催