2022年8月13日(土)〜
日常に使うものは、色や形か好みということに加え、使いやすいということも一つです。
加藤華仙の陶器は美術館でも展示する作品でもありますが日用の美を追求し、昭和10年代の作品ながら時を越えて現代にマッチするレトロモダンな日用の美の作品の数々です。
加藤華仙(1895〜1946)は、彗星の如く現れた現代瀬戸陶芸のリーダーと言われた方です。
瀬戸市美術館にて2020年に「加藤華仙その生涯と創作」で展示されました。
作品の一部は瀬戸市美術館で所蔵されています。縁あって華仙の親族の方から作品をパセリセージでの展示を託されました。
華仙の作品は、その時代においてはとてもハイカラで、現代のインテリアにもしっくりいくものから器などは日常に普段使いできるものもあり、抹茶碗などは、お茶を嗜む方にはおすすめの作品です。
早世した作家でもあるので、現在残されてる作品の数は限られています。
パセリセージ 展示作品はすべてご購入できます。
加藤華仙(1895~1946)Kato kasen
1895年 (明治28) 11月25日、瀬戸に生まれる
1913年 (大正 2) 愛知県立陶器学校卒業
1923年 (大正12) 愛知県立陶器学校剣道嘱託となる (昭和2年まで)
1927年 (昭和 2) この頃から本格的に陶芸活動を始める
1931年 (昭和 6) この頃、春陶会創設
第3回名古屋市美術展「砲丸」で入選
1932年 (昭和 7) 第4回名古屋市美術展「木ノ葉紋花瓶」で入選
1933年 (昭和 8) 第5回名古屋市美術展「朝鮮人」で入選
1934年 (昭和 9) 第21回商工展 「草花紋花瓶」 で三等賞受賞
第6回名古屋市美術展「御深井釉笹文花瓶」で入選
1935年 (昭和10) 第22回商工展「四方蒲穂文花瓶」で入選
第7回名古屋市美術展 「御深井釉蝶文花瓶」で入選
第12回愛知社美術展 「ルク百合彫文花瓶」佳作受賞
1936年 (昭和11) 改組第1回帝展 「陶器御深井釉草花指頭文花瓶」 で入選
第23回商工展「黄瀬戸草花文花瓶」で入選
1937年 (昭和12) 第1回新文展 「陶器榛木文花瓶」で入選
第24回商工展 「花形壺」で入選
1938年 (昭和13) 第2回新文展 「草花文陶筥」で入選
紐育桑港万国博覧会に 「草花文陶筥」を出品
東陶会主催の日本陶芸展で出光賞受賞
東海美術展「猫柳文花瓶」で会長賞受賞
第1回瀬戸陶芸展覧会(現・瀬戸陶芸協会展)に出品
1939年 (昭和14) 第3回新文展 「枳殻文陶花瓶」 で入選
1940年 (昭和15) 汎太平洋展 委嘱出品
紀元二千六百年奉祝展「青釉草花文華瓶」で入選
1941年 (昭和16) 第4回新文展 「織部木瓜文花瓶」 で入選
1942年 (昭和17) 第5回新文展 「青鉄砂釉山草文花瓶」で入選
愛知県芸術保存審議会委員に就任
1946年 (昭和21) 1月31日逝去 享年50歳
第1回日展 「牡丹文碧瓷鉢」で特選受賞