生活を楽しく彩るアートなものづくり　中川彩香

中川彩香さんとは、友人を通して随分前から顔見知りだったのに何故か彼女のつくるものを目にしたのはごく最近でした。彼女の描く絵を 見ていると小さい頃から絵を描くのが大好きだったんだろうなと感じるのです。白い紙があると日々の感じたことを絵日記のように表現し てるのが、とても魅力的で時には食べ物だったり、大好きな人物だったりと生活の中から生まれてくる中川彩香の世界です。今回のパセリ セージのイベントテーマ「生活を楽しく彩るアートなものつくり」にぴったりの作家なのです。
[中川さんに今回のものつくりについてを伺いました]
絵を描きだした頃から、食物や生物・動物が大好きで、自然から生み出される色や形に驚かされ、そしてインスピレーションを与えられて います。住んでる場所も昔から海と山に囲まれて育ったことも大きいのかと思います。今年、コロナ禍で世の中が大変な時に、変わらず季 節ごとに美しい光を与えてくれる自然にいつも以上に癒されています。今回、テーマに花鳥風月という日本古来の美しい自然の風景やそれ を重んじる風流を意味する四文字熟語を選びました。生活する中で、手に取ったり、空間の中に溶けこみながら、時間を大切にできるよう な色々を製作しました。身に着けるスカーフ、布やブローチ。日々食べるものを乗せるお皿、壁にかけて楽しむオブジェや額絵、大切なものを入れたり、飾る陶箱や小さなお皿、ふと見上げたときにゆらゆらと風や光を感じられるモビールオブジェ、生活を少しでも彩ることが できたら嬉しいです。