南米コロンビアからのカゴバッグ

2019 年7月14日(日)~8月6日(火)12:00~19:00(水・木・金・定休日)

私が一番最初に買い求めたカゴバッグは記憶では 40 年くらい前です。70 年代後半から 80 年代初めは、一般的な若い女性向けのファッション誌がマガジンハウスの anan・クロワッサン、集英社の non-no・MORE、講談社の 25ans・With、光文社の JJ、少し尖った雑誌が流行通信とファッション誌がまだ少ない時代。当時ファッション誌 の中でも一番若い感度のいい女性達に向けて発信していた anan が紹介したのが異国のカゴバッグ、今ではあらゆる 国の様々なカゴバッグが世の中にあるのですが、その当時は目新しいものでした。このての異国のカゴを取り扱って るところもあまり見かけない時代です。青山のグランピエとサザビーぐらいしか取り扱ってない物でその他は民族調 のインドの雑貨屋くらいだったでしょうか。雑誌で見たカゴは南米のカゴバッグで取り扱い店は銀座の松屋でした。 雑誌に掲載されたものを問い合わせして購入したのが私の初めてのカゴバッグとの出会いなんです。その後すぐです が私が社会人となって就職した先が偶然にもこのカゴバッグを輸入していた会社で長く勤めたサザビー ( 現サザビー リーグ)だったのです。その当時直営店を持っていないサザビーのバッグは卸というかたちで商品を流通させてまし た。この頃のサザビーには人気スタイリストや編集者が面白い物や珍しい物の情報をもとめて当時では珍しい衣食住 を提案しているサザビーに毎日のように人が訪れてました。当時私は新人バッグデザイナーでプレスを兼任していた こともありスタイリストや編集者たちへ商品リースの対応をしてた事が懐かしく思い出されます。人気スタイリスト が誌面で紹介するとその反響が面白いくらいある時代で雑誌が先端のファッションをつくっているようでした。お洋 服にさりげなく持つ異国のカゴバッグがカッコ良くて型にはまったコーディネートでなく、オシャレに敏感な業界人 達が外しのテクニックで洋服に合わせて持ったものです。その頃からカゴバッグは私の好きなアイテムの一つでした。 その後売れる物はいろんな業社が次から次へと輸入、時代はアフリカや南米やトルコやらと異国のカゴバッグは、日 本では当たり前に世の中に流通するものになっていったのです。

時は流れて 2019 年、不思議なご縁で南米コロンビアからカゴバッグを日本の窓口になり mochila japan を運営して る女性との出会いがありました。コロンビアに熟知している親族がいる事でこの国から珍しいカゴバッグを輸入して るのです。カゴバッグ好きな私としては興味津々、南米コロンビアとベネズエラの国境付近ラ・グアヒーラ半島に住 む先住民族ワユー族が編む細かな編み方のバッグにはビックリしました。1つ作り上げるのに20日から1ヶ月程度かか るそうで、ハンドメイドで編み上げる柄はワユー族の日常生活に存在する動物・シンボルと物を表すパターンで意味を持 つものであり、すべて世界に一つしかない 1 点ものなんです。かなり凝ったものが多い上質なカゴバッグと見て感じま した。最近少しづつ日本で紹介されてるようですが、まだ国自体が誰もが踏み込める観光地と違い、現地に住んでる 人がいない限り日本から入手しずらいバッグでもあるのです。南米というお国柄、柄や色がかなり鮮やかなカラーな ので、その中から日本人がお洋服に合わせやすいカラーを中心にパセリセージが今回のイベント用にセレクトしまし た。このワユー族のつくるバッグはオールシーズン持てるバッ グでもあり私のおススメの異国のカゴバッグです。

もう一つのカゴバッグは、クマレというヤシの葉 (Palma de Cumare) 部分を加工した天然の素材の繊維の紐を使っ て sikunani 族の民族が編みあげたバッグでこちらもコロンビア産です。夏のシーズンにピッタリで何ともナチュラ ル感がいいのです。このタイプは普通に持つよりインテリアやキッチンやバスルームのインテリア雑貨として使って もかわいいのです。タマネギやニンニクを入れてキッチンの壁にかけてもいいし、バスルームでタオルを入れたりと 通気性がいいのでいろんな活用ができる雑貨好きにはたまらないナチュラル素材のカゴバッグ です。 パセリセージでは7月14日から8月6日にかけて異国情緒 たっぷりの mochila japan がコロンビアから輸入するカゴバッグをご紹介します。とても珍しいものばかりでこの国 の民族の手仕事の奥深さを感じるカゴバッグです。私自身が 1980 年に初めて購入したカゴバッグそして 2019 年に出 会ったカゴバッグ、どちらも南米産のもので国は違うのですが何とも不思議な巡り合わせを感じています。南米大陸最 北端の地、原住民族ワユー族の編む手仕事、唯一無二のカゴバッグはとても色彩豊かでファッション感度の高いバッグ です。お洋服に合わせやすいので 是非この機会にご覧になって下さい。

パセリセージ 三上星美

 

ワユーバッグについて

南米コロンビアは、海も山も美しく、素晴らしい自然に囲まれています。そのインスピレーションをたっぷり受けた、鮮や かな色彩とファッション感度の高い、Wayuu(ワユー)族の手仕事によるバッグです。
南米コロンビアの先住民族である Wayuu(ワユー)族は、コロンビアの北部、ベネズエラとの国境付近ラ・グアヒーラ半 島に住み、昔ながらの文化、生活様式、言語などを守りながら、太陽、砂漠、風の部族と言われる原住民族です。何世紀に も渡りワユー族は、資源が豊かでない厳しい環境の中生き延びてきました。そんな過酷な環境の中、ワユー族の文化は他の 文化の影響を受けずに半島の奥地で脈々と受け継がれています。
Wayuu 族にとって、編み物は創造性、知性と知恵の象徴と考えられており、女の子は小さい時から長老の女性から、編み 物を伝授され、コットンをねじって糸にするところから(現在は市販の糸を使用)ハンモック、ベルトやバッグの編み方ま で習います。バック本体は女性が、そしてベルトは男性が作るというのが伝統的なスタイルで、床においても崩れない編み のしっかりしたものが良いとされています。そして、バックはひとりのデザインによって 20~25 日間かけて作られています。

彼らの生活の必需品であるこの SUSUと呼ばれるバッグは、1点1 点ハンドメイドで編みあげられる Kanaas(柄)は様々で、その柄に意 味を持つものもありすべて世界に1 つしかない一点ものです。自然から 感じること見る事、知識を表現した ものが受け継がれてきました。